男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年8月6日

今日は学園都市線を眺めた。

こちらも政令指定都市で市の中心部まですぐなのだが中央線に比べ本数が圧倒的に少なく心地の良い静けさ、否寂しさがある。

アナウンスや電車の音を子守唄にしていたのだが終電も早いためそれは叶わない。

今日はよくめんどくせえという言葉を口に出した気がする。

人と話さないだけでいつも心では思っているのだが口から出るとやはり際立つ。

昔漫画のキャラに憧れめんどくせえと意識的に言っていたらいつの間にか無意識のうちにめんどくせえと言うようになり学校を面倒くさがり、仕事を面倒くさがり、人との繋がりも面倒くさがり、ついにめんどくせえ人間になってしまった。

めんどくせえと言い続けることで自身が「めんどくせえ」になってしまったのだ。

これは大きな発見である。

なんでも言い続けることによって実現が可能なのだ。

俗に言う引き寄せの法則とやらだろうか。

石油王と言えば石油王になるし女子高生と言えば女子高生になることができるのだ。

言葉の力は大きい。

よくあるマルチとかネットワークビジネスとか彼らのような言い方はしたくないので論理的に説明しよう。

人間の脳は言葉をすべて自分を主語に認識してしまう習性がある。

つまり「あいつはブスだ」と自分または他人が発すると「自分はブスだ」と脳内で処理されてしまうのだ。

だから女性がよくなんでもかわいいと宣うのはかわいいという言葉自体に快楽を得ているからなのである。

非常に納得がいっただろう。

そういうことなのだ。

ああ、死にたい。

今日は学園都市線を眺めた。