男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年9月5日

今日はベランダから中央線を眺めた。

大声で話す人、示された方向と逆向きに階段を行く人、肩をぶつける人、改札に引っかかっても後ろの人に謝らない人、子供に席を譲らない老人。

ブランド物で着飾り大人ぶる人間は会社でミスをしても子供のような言い訳をする。

陰口を叩く人、陰口を言われていることをわざわざ伝える人、秘密を漏らす人、それを笑う人、それをまた笑う人。

イヤホンをした。

眼鏡を外した。

マスクをつけた。

サンダルでも靴下を履くようになった。

半袖を着なくなった。

社会は信用で成り立っている。

そうでなければあんな福沢や野口の絵が描かれた紙クズに価値などない。

社会で生きて行く上で人を完全に信用しないということは社会での死を意味する。

社会に自由など存在しない。

完全な自由とは誰のものでもない場所でしか存在し得ない。

人はわかり合うことなどできない。

そうだ、人を騙して人に迷惑をかけて生きていこう。

今日はベランダから中央線を眺めた。