平成29年8月27日
今日はベランダから中央線を眺めた。
仲よく腕を組んだカップルがいた。
自分が悪口を言われるのはどんなことだろうが堪えるが、それ以上にやっかいなのは家族や恋人、友人など自分が好意を持っている人間に対しての赤の他人の悪口だろう。
一般的な感覚かどうかは知らないが、善良な市民であれば、心が痛むはずである。
そのようなことをされれば、たとえそれが悪意に満ちていても、嘘であっても、看過できなくなる。
インターネットが普及してからというもの、自分が加わっていない地球の裏側で行われた井戸端会議の内容を覗いたり、口を出したりできるようになってしまった。
というのも今日自分が好意を抱いている相手の悪口を偶々発見してしまったのだ。
書き込んだやつをどうにかしてやろうと思ったし、家族や恋人でもないのに自分のことのように腹が立ったし、次からその悪口を言われた相手に対しそういう目で見てしまいそうだとも思った。
これはいつものような説法でも示唆でもなんでもなく一人間としてのただの悩みの吐露である。
被害者にも加害者にもならぬよう不用意な検索や書き込みはやめよう、切実に。
今日はベランダから中央線を眺めた。