平成29年8月23日
今日はベランダから中央線を眺めた。
いつも通り、何事もなく電車は運行する。
誰かが暴れたり誰かが死んだりしたのかもしれないがそんな素振りは見せずいつも通り運行する。
近頃よくエーアイだとかジンコウチノウだとかいう単語を耳にする。
どうやらそれらが人々の仕事を奪うのだとか。
実を言うと自分はアイティーのプロフェッショナルなのでそんな滑稽な話は他所でしてくれと毎度思うのだ。
難しい話になるがそもそも人々がジンコウチノウと言っているのが指すのは大抵我々が人工無脳と定義するものでそんなものはノイマンとかいうただの天才がコンピュータをつくった半世紀以上も前からあったのだ。
ここ最近の流れは、自分で考えることもできない凡人どもがやれ海外の大学の教授の論文だとかなんとかの専門家だとかそういう権威肩書に踊らされ無駄に騒いでいるにすぎない。
人間の脳の仕組みが医学的に全く解明されていないというのに意識を持ったコンピュータができるはずがない。
難しい話はここで終わりにして根本的なことを話そう。
人類史はじまって以来500万年、我々人類が仕事をしなかったことがあるだろうか?
狩りをし、家を建てた。
大地を耕し植物を栽培した。
国を作り、戦った。
会社を作り、デスクワークに励んだ。
形は変われど人類は500万年の間一日たりとも休まず仕事をした。
これは最早証明不要の公理なのだ。
人の仕事はなくならない。
仕事をせずに贅沢という対価を、食という対価を、生という対価を、享受することは不可能なのだ。
いま仕事を辞めて毎月100万円もらうという経験をしてみるといい。
今日はベランダから中央線を眺めた。