男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年9月16日

今日はベランダから中央線を眺めた。

優先席に小学生くらいの子どもたちが落ち着きなく座っていた。

その保護者を怪訝な目で見る大人。

相変わらず大人げない大人の嫌な部分ばかりが目に入る。

あの頃、大人というのはもっと「大人」なものだと思っていた。

それもこれも生意気な自分が口答えするたび大人を舐めるなだとか社会を舐めるなだとか言われていたからだ。

それに付随し仕事というものにも難しそうなイメージがあった。

だが蓋を開けてみればなんのことやら。

大人は「子供」だし仕事とやらも学校の宿題と遜色ないものですぐに成果を出した。

図体と態度ばかり大きくなって、ずるいことを知って、ただそれだけじゃないか。

世間一般にとどまらず、政治も会社経営もやったもん勝ちの運動会だ。

大人を舐めるなだの社会は甘くないだの言った三下ども、お前ら全員正座して並べ。

いまから説教タイムだ。

子供のような大人に子供じみた仕打ちをしてやろう。

さてなにからきかせてやろうか。

大人を舐めるなよ。

大人とは、子供が大きくなったものである。

                   ―タルムード

今日はベランダから中央線を眺めた。