男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年8月31日

今日はベランダから中央線を眺めた。

昨日のオーバードーズが関係しているのかしていないのかは専門家ではないのでわからないがすっきりとした、まるで生まれ変わったかのような、昨日までがリセットされたかのような目覚めとともに清々しい朝を迎えた。

書いてる途中で気がついたが今日は1日早い秋が訪れていたからな気もする。

そんな朝に反してこれを書いている今は陰惨とした(陰でもある、惨めでもある、まさに今の気持ちを的確に表した熟語。日本語万歳。)気持ちである。

特にこれといったことはなかった。

嬉々として朝食を作り、月末の面倒な作業も滞りなく終わらせ、風呂を掃除し、テレビゲームをしてお得意のメイドカフェに行って梅酒を煽っただけである。

特段珍しいことではないのだがとにかくいつものようにうざったい啓発文章を書く気にはなれないくらいには陰惨なのだ。

ああ、「とにかく」という接続詞だがこれを多用する人間にはロクなのがいないので信用すべからず。

はい、オチをつけた。

文化祭の実行委員だった中学の頃の数日間より断然短い今年の夏も明日で終わるらしい。

人生の時計はすでに正午を回った。

コンクリートの照り返しが蒸し暑い。

今日はなにもない素晴らしい日だった。

きっと来る8月32日

今日はベランダから中央線を眺めた。