男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年8月13日

今日はベランダから中央線を眺めた。

いつから曇っていたのか、いつから雨が降っていたのか、いつからこんなに物事を深く考える様になったのか全く記憶にない。

今日も暢気に休日運行だ。

お盆とやらがいつまで続くのかは人それぞれらしいが人間は働かないと落ち着かない生き物のくせに何かとかこつけて休もうとするのは我ながら不思議である。

そういえば近頃気になったのは嘘についてだ。

他人のことは知らないが少なくとも自分は嘘に塗れた生活をしていると言っても過言ではない。

嘘にはいくつか種類がある。

主にジョーク、皮肉、粋な図らい、世辞、純粋な嘘というのがレギュラーメンバーだ。

素直な人生を送ってきたと数年前まで錯覚していたが思い返せば小さい頃から嘘ばかりついていた記憶がある。

なぜそんなことが気になっていたかというと、後者2つは嘘だと見抜かれてはいけない場合が多いが、最近嘘を嘘と認識されず真に受けられることが多々あり困惑していたからだ。

人々がよほど純粋なのかはわからないがそれでは興がそがれるというものだ。

人工知能に人類が負けるだとか危機感を煽る情報が多いにも関わらずそのような人間的な部分が疎かなのは滑稽としか言いようがない、むしろそのようなことは当然と言える。

コミュニケーションツールでの簡素なやりとりもいいが、いずれ小説などの創作物が小学校低学年の感想文のようになってしまうのではないかと恐れを持っている。

まぶたが重たいのでこの話の続きはまた今度。

雨の日は感覚が狂う。

今日はベランダから中央線を眺めた。