男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年8月7日

今日は学園都市線を眺めた。

相変わらず一時間に数回ガタンゴトンと音がする。

朝は滝の音で目が覚める。

悪くない。

いちいち入力するのも面倒なので日付は変換機能で書いているのだがその日の日付を入力するのに「きのう」と打っているのが多くなんだか変な気分だ。

結局これも相対的観念を押し付けているのかと思ったり思わなかったり。

毎日がなんとなく楽しい。

友人が少ない、多くの人にあまり良い印象を持たれていないながらも友人はいるし、仲もいい。

しかしなんの戸惑いもなく眠りにつけることはほぼなくどうしようもない心の鬱屈としたものを抱え煩悶している。

変えられない過去が、ルサンチマンが、目に見えるもの耳に触れるものすべてに理想を見出しそれを敵に仕立て上げるのだ。

くだらない見え透いた映画の広告、頭の悪そうな学生、カフェの店員、店の商品、公園、木のベンチ、すべてが羨ましくすべてが敵に見える。

隣の芝は青い、青すぎて青中毒で死んでしまいそうだ。

いま自分は自分の器以上のものにならんとしている。

実際は小さじ半分程度なのに自らを奮い立たせるための虚勢と見栄で人々に幻を見せてきた。

正直どうしたらいいのかわからない。

もう後戻りはできない。

せめて親指の爪程度になりたい。

今日は学園都市線を眺めた。