平成29年7月28日
今日はベランダから中央線を眺めた。
まったく公共交通機関というものは最悪であると言っていいほどろくなことがなかった。
知らぬ中年に30分ほど寄りかかられた。
知らぬ中年にいきなり叱られた。
知らぬ中年に足を踏まれた。
知らぬ中年の運転によりいやな街へ駆り出された。
知り合いの中年はみな良心的であるにもかかわらず知らぬ中年はみな素行が悪い。
知らぬ中年の世界は「最近の若いモンは」と言うのが挨拶らしい。
冗談ではない。
好青年風の佇まいをしているとけっこうな頻度で一方的な挨拶をかわされるのだ。
絵に描いたようなという表現に対して、マスとして実在するからこそその絵があるのだと言いたい。
知らぬ中年にも言葉という文化があるのでどうにか友好的な態度を示そうと試みるが知らぬ言語なので理解できずやむをえず無視してしまうことが多い。曰く、「オレガワカイコロワナア〜」
今度、東京外国語大学知らぬ中年語学科の友人にきいてみようと思う。
明日はきっといいことがある。そんな気がする。
前向きに生きよう。
今日はベランダから中央線を眺めた。