男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年7月24日

今日と言っていいのかわからないが中央線を眺めた。

夜明けの少し湿ったベランダで。

今日、つまり7月24日は少し特別な日だ。

いや、特別だったと言うのが正しいのか。

私情だが今格段に眠く書いているのが極めて気怠い。

生まれてきたことへの贖罪、いわば人生を賭した罰ゲームとしてこの日記を書いているのでこれくらいがちょうどいいのかもしれない。

決してマゾヒストなわけではないがこのナルシスト的、マキャベリスト的内面をカタルシスとして書いているうちにある種の快感を覚えることもある。

話は逸れたがそれほど語るのも気恥ずかしいような、そんな日である。

思い返せば7年だか8年も前からこの日が少し特別で、気恥ずかしいような日であった。

だが今回からは去年までとは趣が違い、懐古的、はたまた心残りな日になる。今日はそうだった。

今日ほど昼前まで寝ていたことを、女と話したことを、一人で過ごしたことを、馬鹿馬鹿しく思った日はないだろう。

 

今日は一杯だけ強い酒を、一気に干した。

もうじき夜は明ける。

少し休んだかと思われた中央線は忙しなく始発の準備をはじめる。

始発のアナウンスはうるさいが子守唄代わりにして床に就くとする。

 

お誕生日おめでとうございます。

 

今日もベランダで中央線を眺めた。