男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

20170718 蛾と蟻

 

きょうはなんにもないすばらしい一日だった。

 

この言葉はゲーム『ぼくのなつやすみ』において何もせず1日の行動を終了させた際、主人公が自分の絵日記に書く言葉である。

 

この言葉通り筆者は今日は大便すらしなかった。

ぼくのなつやすみ』の主人公ほど若くない者にとっては問題行為である。

 

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1日の締めくくり、とりあえず外に出ようとコンビニへ向かう途中で蛾と遭遇した。見ての通り死んでいた。しかもマンションの3階付近であるにも関わらず、どこから現れたか、どこに住んでいるのかさえ分からない小さな蟻がせっせとその死体を運んでいた。

 

見たところ全身真っ黒であったので話題のヒアリではないだろう。

 

そもそも何故この蛾は死んだのか。

 

見たところ腹が潰れているように見える。こんな局所的な潰れ方人間の力なしであり得るのだろうか。正直、どうでもいいが。

 

蟻でさえ適応し難い環境で生きる努力をしているというのに自分は何なのだ。ともあまり思わない。

 

虫の写真を見ていたら気持ちが悪くなってきた。外で遭遇したゴキブリの事も思い出してなお気持ちが悪い。

 

小学生くらいの頃、マクロ的にしか物事を見ようとしていなかった年齢の頃であれば蛾を運ぶ蟻なんてものは日が暮れるまで飽きず観察できたものであった。

今では虫の顔だとか模様だとか質感をマジマジと見てしまい、終いには日が暮れるまで観察どころか筆者自身が夜行性だ。

 

人間の生活において、夜行性の者に許されている事はコンビニへ行く事と排便のみである。

 

きょうはなんにもないすばらしい一日だった。終。