男子手芸部

手芸部員1と2の生まれたことへの贖罪

平成29年7月16日

ベランダから中央線が見えるので中央線を見ていた。

アナウンスがよくきこえる。

ベランダには雨で汚くなったまま放置している鼻緒の切れたサンダルがあって、この暑いなかひんやりとした感覚を与えてくれた。

サンダルは鼻緒が切れていて動かすのも面倒なため足置き場となっている。

筆者はタバコを吸いながらベランダで中央線を眺めた。世間では連休のため人が少し多い様子だった。明日は連休最終日らしいということを知ってなんだか悲しい、寂しい気持ちになったが筆者には連休初日も今日も特になにも予定がなく同様に明日の予定も明後日の予定も特にないので安心した。

今日はベランダから中央線を眺めた。中央の線ではなくJRの中央線である。電車が好きで電車を撮りためる人などがいるらしいが筆者はそれほど電車が好きではない。別に電車になんの感情もない。強いていうならば毎日脱線せず走っていてすごいと感銘を受けるくらいだ。いや感銘を受けるまででもない。単純にすごいと思う。

さあ明日はなにをしよう。そろそろ日が明けるころだろうか。

あたらしい朝がきた

希望の朝だ

これ以降の歌詞は知らないので書けないのだがまさにそんな気分だ。

もっとも予定のない日の朝が明けてもこれっぽっちも希望などないのだが。

中央線は始発の準備をしているようで、点検かなにかの音が聞こえる。忙しない職業である。人並みな生活、文化的な生活とはなにか。甚だ疑問である。