今日はベランダから中央線を眺めた。 電車の停車時の静かではない静けさを感じさせる音だけが妙に頭に残る。 つい最近まで身のまわりのことはすべて自分の思い通りうまくいくと思っていたがどうやらそうでもないらしい。 自分は才能に満ちていて努力の必要は…
今日はベランダから中央線を眺めた。 日中は豪雨でのべつ幕なしに、カラカラになって固くなったタオルのような乾いた雷が轟いていたが特にやることもないのでベランダに立っていた。 今日は自分がなぜ不幸に感じているのか、なぜいつも気分が落ち込むのかを…
今日はベランダから中央線を眺めた。 雨が降っていたんだかどうだか忘れたがホームの人々は傘を持っていなかったような気がする。 今日は何人かの人に不義を働いてしまった。 ごめんなさい。 人に褒められるのは嘘だろうが嬉しいことだ。 人を褒めることも同…
今日はベランダから中央線を眺めた。 まあいつものことだし。 9問中、9問正解です!NO 中央線,NO LIFE. | 中央線ユーザーにしか解けないクイズ。景色だけ見て、ここが何駅か当てられる? buzzfeed.com/jp/hironakobas… @hirona_kobashiより こんなクイズをや…
今日はベランダから中央線を眺めた。 主観的には特に何もない一日だ。 どういう生き方をしたいかとかそのような未来像をはっきり決めておくことは若いうちにしておくべきだと思う。 常識とは19歳までに培った偏見のことである。 かの偉大なポンコツ科学者…
今日はベランダから中央線を眺めた。 今日は雨が降っていたっけ。 ちかごろ雨について言及することが多い気がする。 気がするだけであってデータに基づいているわけではない。 ここ2日くらいやりたくないことが迫っていて面倒な気持ちである。 今日はアルバ…
今日はベランダから中央線を眺めた。 雨なのか曇りなのか微妙なところだがどちらにせよ暗い日は時間感覚が狂い気持ちも落ち込む。 自分は相対的にも絶対的にも頭がいいと思っている。 人々と話していても自分は頭がいいと思うしそう思わせることも容易い。 …
今日はベランダから中央線を眺めた。 いつから曇っていたのか、いつから雨が降っていたのか、いつからこんなに物事を深く考える様になったのか全く記憶にない。 今日も暢気に休日運行だ。 お盆とやらがいつまで続くのかは人それぞれらしいが人間は働かないと…
今日はベランダから中央線を眺めた。 少しの間見なかっただけではまったく変わり映えしない景色を変わり映えなく眺めた。 駅のアナウンスで今日が土曜であること、明日が日曜であることを知った。 世間はお盆というやつで、それでも特に交通量が増えたり減っ…
今日は学園都市線を眺めた。 今日を最後にしばらくは学園都市線を眺める機会はなくなりそうだ。 今日はいわゆる「フェス」というものに興じた。 一人で行ったのだが途中から友人と会い少しの時間を共有した。 昨日の続きではないが友人の紹介で友人の所属す…
今日は学園都市線を眺めた。 なぜなにもないただの線路を眺めているのだと思いながら眺めた。 なぜこんな生活をなぜこんな思案に耽ているのかと思った。 普通に普通の生活を送りたかったと常々思う。 思えば最初から普通ではなかった。 普通ではなかったと知…
今日は学園都市線を眺めた。 宿泊先の構造的に音が響きやすいのでその音で意識レベルが急上昇することがままある。 こちらでも仕事があるとはいえ盆シーズンなのでそこまででもなく、時間を持て余していた。 そう簡単に予定をつくる器量も気力もないので暇を…
今日は学園都市線を眺めた。 同じ場所から見ればいつも景色は変わらない。 人は変わらない。 住む場所があり、社会があり、ものを食べ、仕事をし、遊び、寝る。 人の根幹は何世紀何十世紀経っても変わらないのだ。 これが変わると思っている人たちはむしろ幸…
今日は学園都市線を眺めた。 相変わらず一時間に数回ガタンゴトンと音がする。 朝は滝の音で目が覚める。 悪くない。 いちいち入力するのも面倒なので日付は変換機能で書いているのだがその日の日付を入力するのに「きのう」と打っているのが多くなんだか変…
今日は学園都市線を眺めた。 こちらも政令指定都市で市の中心部まですぐなのだが中央線に比べ本数が圧倒的に少なく心地の良い静けさ、否寂しさがある。 アナウンスや電車の音を子守唄にしていたのだが終電も早いためそれは叶わない。 今日はよくめんどくせえ…
今日は学園都市線を眺めた。 奇しくも宿泊先にも目の前に電車が通っているのだ。 そして都会の喧騒から離れたかというと微妙なところである。 だが瞬間的に忙殺された昨日から解放され気分は多少よくなった。 特に今日はなにもしていない。 今日は幸せの定義…
今日と言うべきか昨日と言うべきか、ベランダから中央線を眺めていた。 真っ暗闇のなか仕事に追われPCとにらめっこしていると思えば数分前に研いだと思われた米が炊け、空が嫌というほど明るくなり、いつの間にか空港にいた。 もうなにがなんだか理解も追い…
今日はベランダから中央線を眺めた。 電車や人の流れを見ていると一度流れた時は戻らないというのを実感する。 本音を言うと過ぎ去った1秒1時間1日1年などどうでもいい。 学生の頃に戻りたいと思う節もあるが他人に言われたときふと想像してしまうだけである…
おはようございます。と夏休みの時期なので私は元気な少年のごとく家を出た。 でかい。すごくでかい蛾がおはようと微笑み、言葉を返してくれた。 クチバスズメというやつらしい。モモスズメというやつによく似ているんだとか。 まあどうでもいいが。 こいつ…
今日はベランダから中央線を眺めた。 以前もこういうことがあったが、今日はひじ打ちや罵声を浴びせられるなどされた。 どうやら中央線ユーザーから嫌われているようだ。 あまりよろしくない人生を送っているのだなと同情してしまった。 昨日書こうと思った…
今日は一日中ベランダから中央線を眺めていた。 昼は暑かったし、日が暮れるとだんだん気温が低くなるのを感じた。 当然といえば当然なのだが、日光にあたっているのとそうでないのでは体感温度が全く違うんだなと思った。 駅のホームのベンチに座り休みなが…
今日はベランダから中央線を眺めた。 電車に乗り熱心にスマートフォン越しに世界を見ている人々を眺めた。 優しそうな顔をしてネットにヘイトを撒き散らしているのかとか、難しそうな顔をしてアダルトサイトを見ているのかとか。 そんなことばかり考えていた…
今日はベランダから中央線を眺めた。 ホームでは人々が歩いていた。 今日はホームを歩いた。 今日も人と話した。 なにを話したかは覚えていない。 ただなんとなく楽しかった。それでいいと思っている。 日々がなんとなく楽しいということは素晴らしく、それ…
今日はベランダから中央線を眺めた。 今日は雨が降っていた。 今日はいつもより人と話した。 人と話した。 仕事ではない話もした。 仕事ではない話を多くした。 人に自分の悩んでいることを話した。 人の温かみを感じた。 幸せそうな人を見た。 幸せな気持ち…
今日はベランダから中央線を眺めた。 まったく公共交通機関というものは最悪であると言っていいほどろくなことがなかった。 知らぬ中年に30分ほど寄りかかられた。 知らぬ中年にいきなり叱られた。 知らぬ中年に足を踏まれた。 知らぬ中年の運転によりいや…
今日はベランダから中央線を眺めた。 今日は珍しく終日外にいた。 帰宅しすぐに、いつの日かこぼした薬品で溶けたフローリングに脱ぎ捨てた衣類で花を咲かせながら歯を磨いた。 今朝自分を無事会社へと送り届けた憎き車両はどこかとベランダから睨みつけた。…
今日はベランダから中央線を眺めた。 今日は灰色だった。 一日中どんより暗い灰色だった。 白でも黒でもない灰色だった。 そういえば自分の持っている服も灰色が多い。 暗いと心が沈む。 夏も中盤に差し掛かっている。 いつも通りなにも期待していない。 な…
今日はベランダから中央線を眺めた。 日中も夕方も夜も眺めていた。 特に代わり映えはない。 通勤する人々で溢れる朝、優雅な昼夕、帰宅する人々で溢れる夜、つかの間の静けさ。 そうだ、世間は今日給料日だ。 誰か幸せなことがあっただろうか。 たいして生…
今日と言っていいのかわからないが中央線を眺めた。 夜明けの少し湿ったベランダで。 今日、つまり7月24日は少し特別な日だ。 いや、特別だったと言うのが正しいのか。 私情だが今格段に眠く書いているのが極めて気怠い。 生まれてきたことへの贖罪、いわば…
今日もベランダから中央線を眺めた。 日曜の夜はホームに人が少ない。 こんな蒸し暑い日がいつまで続くのだろうと思いながらがらんどうの中央線を眺めた。 きっと、こんな蒸し暑い日がいつまで続くのだろうと思っているうちにああ嫌な寒さがやってきたなと思…